国産牛とブランド牛と和牛の違いとは
一般の方によく知られていないのが、国産牛と和牛の違いになります。
よく同じだと思われがちですが、国産牛は品種は決められていなくて、外国生まれであっても日本で3ヶ月以上飼育されていれば、国産牛になるのです。
一方の和牛は、ルールが厳格になっていて、国内産で国内で飼育されている必要があります。
ブランド牛=和牛と思う人もいますが、これも違い、国産牛と和牛の違いとは別のルールがあって、それを守らないとブランド牛とは呼べないのです。ですから、牛肉を購入する時は、この違いを覚えておくと便利になります。
購入する時の目安になる牛肉の格付け
牛肉には、おいしさの尺度と言ってもいい品質の格付やランクというものがあります。
正しくは、牛枝肉取引規約と言いまして、農林水産省の承認を得た正式な規約で、実施されていまして、牛肉の格付けの目安として運用されています。
牛肉の格付けを判断する時は、枝肉から取れる肉の割合である歩留等級、肉や脂肪の質を示している肉質等級の二つで判断しています。
最高ランクがA5、最低ランクがC1になっており、牛肉を購入する時の目安として、分かりやすくなっているのです。
また、歩留等級・肉質等級それぞれにも格付けは存在しています。
歩留等級は、A・B・Cの3つに分けられ、肉質等級は1から5のランクがありますが、霜降り、肉や脂肪のつや・質などの項目に分けられています。この牛肉の格付けは、一つの項目が劣っていたら、それに合わせたランクになりますので、最高ランクは本当に良い品質と言えます。
しかし、流通量と信頼の問題で、基準を緩くしたり、厳しくしたりすると問題が発生してしまうので、敢えて基準を設けない所も多いです。
ですから、牛肉を購入する時は、牛肉の格付けも大事ですけど、数字よりも味や好みで判断するのが正しいかもしれません。